三相誘導電動機(3φIM)の特性測定の1つの方法です。
必要な諸量だけを測定し、それをもとに「円線図」という図を作図して線分の長さの比などから特性を
求める方法で、学生実験だけでなく実際の現場でもよく使われます。(と思います)
円線図は、正確には「ハイランド円線図」(1894 A.Heyland氏創案、通称:L型円線図)
といいます。このプログラムでは、この円線図を簡単に描画することができます。
![]() |
![]() |
|
円線図を描画した例 | 特性グラフを描画した例 |
EGCD for Windows は、必要な諸量を与えて入力して「描画」を実行するだけで、
円線図が簡単に描画できます。
また、任意のステップの負荷率(10%,20%,25%,50%)での特性の計算を行って各諸量の
値を算出し、グラフ化する機能もあります。 円線図や計算結果の表・特性グラフは
プリンタで印刷することも可能です。
2. これがメインウィンドウです。(登録後は起動時にこれが一番に表示されます)
|
![]() |
3. 円線図を描画するのに必要な緒量を入力します。 設定(P)メニューの、パラメータの設定(S)で 次のウィンドウが表示されますので、巻線抵抗測定・無負荷試験・拘束試験で得られた パラメータを入力します。 そして、特性計算のステップなどもここで設定します。
「倍率」というのは、描画倍率のことです。 1024×768のディスプレイでは
|
![]() |
4. 描画メニューの描画を実行してください。 描画過程が表示されながら円線図が描画されます。
|
![]() |
|
5. つぎは特性計算です。 計算(C)メニューの特性計算(C)で行います。
図上で描画が行われて特性計算が完了します。 計算結果は計算(C)メニューの特性計算の結果(R)で見ることができます。
6. 円線図の印刷は、「印刷メニュー」の「円線図の印刷」で行います。
なお、描画を実行した後でなければ印刷はできません。 描画を行わないで印刷を行おうとすると
次の左のようなエラーが出ます。 また、プリンタのドキュメントの既定値の設定が
縦方向であれば次の右のような質問ダイアログが出るようになっています。
Visual Basicからプリンタの設定を変更しても、一部のプリンタドライバではその設定が
反映されないということが起こるため、あえてプログラム中からプリンタ設定は行えない
ようにしています。
そのため、「通常使うプリンタ」に設定されているプリンタに「ドキュメントの規定値」で
設定された様式(通常はA4縦)で印刷が行われます。しかし、A4縦では円線図が紙からはみ出て
しまいますので、用紙サイズを「A4横」に変更してください。
プリンタ設定を変える場合は Windowsのコントロールパネルのプリンタ設定で行ってください。
(印刷が終わったあとは忘れずに元に戻してください)